店主の買付け備忘録 vol.2 「1月オークション 前編」

店主の買付け備忘録、第二回目からは実際に買付けの様子を書いていきます。

 

 

新年一発目の買付けということで横浜の某大手オークションに参加してきました。

前回の備忘録では古物市場とオークションについて説明しました。

今回参加したのはオークションなので下見会の様子から書いていきます。

 

ここのオークションの下見会は、昨年から新型コロナウイルス感染対策のため人数制限を設けて事前予約制となりました。

以前は下見開催時間内ならいつでも行くことができたので、日と時間帯によっては人が多く集まることもあったので然るべき措置だと思います。

 

 

受付で参加費を支払い【下見本】と白手袋をもらって席につきます。

下見本とは、出品される商品の情報が番号順に記載されたもので、実際に下見した商品の状態などの細かい情報や、おおまかな予想金額を書き込むためのものです。

 

オークションでは基本的に一箱につき10点の商品が入れられて番号が振り分けられています。

例えば100-2と表記があれば、100箱目の2個目の商品ということです。

 

川崎 質屋 渡田質店 店主の買付け備忘録

 

下見会では箱ごとに下見していきます。

以前は下見会に人が多いと見たい箱がなかなか見られないなんてことがよくあったので、下見の人数制限と事前予約制は個人的には助かっています。

 

 

 

では実際に下見していきます。

 

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IWCの名作GSTアクアタイマーのチタンモデルですね。

ステンレスは結構見ますが、チタンはなかなか久しぶりに見た気がします。

GSTのチタンはほんとに軽いのでいいですよ。僕はGSTクロノグラフのチタンを普段から愛用しています。

ベゼルに使用感がありますが、見方によってはいい感じにすれてますね。

文字盤6時位置にT表記があるのでトリチウム夜光モデルだと分かりますが、針と12時のインデックスのみやや変色していて他の部分はルミノバ夜光でしたので交換されています。

オールトリチウムなら飛び込みたいところですが、、、頑張り過ぎないようにしておきます。

 

 

 

 

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チュードルのサブマリーナですね。

Ref.79090は本家ロレックスの相場上昇とともに上がりましたが、余程いい状態で付属品が揃っていなければ落ち着いた印象。

インデックスはやはりトリチウムですが、焼けが無く白いままです。

昔は焼けが無いほうが高かったのですが、今では綺麗に焼けているほうがヴィンテージ感と個性があるので評価が高いです。

よく見たらなんとブレスが本家ロレックスサブマリーナ用の93150でした。

 

 

 

 

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シャネルJ12クロマティック G.10のブルー文字盤H4338。

文字盤と同じくブルーのアリゲーターとナイロンのNATOタイプのベルトがついています。

デニムを連想させる独特な淡いブルーがいい感じですね。

ギャル・ギャル男なイメージが強いJ12ですが、いい意味でらしくないミリタリーライクな個人的にJ12の中で一番好きなモデルです。

まだきれいで箱・保証書など付属品もそろっているのでこれは欲しいですね。

 

 

 

 

 

オメガ スピードマスターATリデュースドの丸井限定販売だったパンダ文字盤オートマの3510.21です。

リデュースドというとなんかかっこよく聞こえますが、ようは手巻きプロフェッショナルの廉価版という意味。

これの黒文字盤は3510.50で、昔は安かったのですが海外需要が高まり相場も倍以上になりました。

3年前くらいから3510.50は日本での当時の相場で出品すると、海外販売サイトのChrono24ですぐ売れるのでびっくりしました。

しかもこちらは人気のパンダ文字盤なので競争率も高く相場もまた倍以上高い。

白文字盤でインダイヤルが黒、白いお顔に両目と口にあたる部分が黒なのでパンダ、と、いいネーミングセンスですよね。

余談ですがインダイヤルが12時9時6時位置で縦目クロノグラフの同配色文字盤にも「パンダ」というのはちょっと無理があるように思います。

 

 

 

 

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ポルシェデザイン(IWC)のオーシャン500のYG/チタンコンビ!

コンビは初めて見ました。オールチタン製のオーシャン2000(メンズ)・オーシャン500(ボーイズ)といったオーシャンシリーズは、当時の近未来って感じのデザインがツボなんですが、イエローゴールドコンビはもはや笑っちゃうようなデザインですね。もちろんいい意味です。

1980年代から2000年初頭までに描かれた近未来のかんじってなんかかっこいいですよね。

映画でいうとブルース・ウィリスのフィフスエレメントとか、シュワちゃんのトータルリコールとか、荒廃してるんだけど最新技術、ボタンとかスイッチがやたらと多い操縦席みたいなやつに憧れてました。

話はそれましたがIWCと提携していた頃のポルシェデザインの時計はどれもかっこいいです。提携がエテルナに変わった直後もまだIWCのフレイバーが残っていて、それらもまたいい感じにかっこいいです。

 

 

まだ5本しか紹介してませんが、ちょっと長くなってしまったので後編はまた今度に。