店主の買付け備忘録 vol.8 「4月古物市場」

店主の買付け備忘録、第8回は古物市場に参加してきました。

 

前回からちょっと時間が空いてしまいましたがサボっていたわけではありません。

言い訳がましいですが個人的に嬉しいバタバタがございまして正直仕事どころではなかったのです。

はっきり申し上げますと初めての子供が誕生しました。

 

新型コロナのせいで出産には立ち会えず、退院するまでお見舞いにも行けませんでした。

涙が出るほどうれしくてうれしくて、仕事中にも一段落おきに子供の写真または動画を眺めているわけであります。

 

川崎 質屋 渡田質店 店主の買付け備忘録

 

一通り言い訳も言い終えたところで本題へ入ります。

備忘録というタイトルに入っておりますが、正直時間が経ちすぎていてややうろ覚えです。

 

川崎 質屋 渡田質店 店主の買付け備忘録

 

セイコー プロスペックス ダイバースキューバ SBDC033です。

「SUMO」と呼ばれているモデルですね。

セイコーが付けたペットネームではなく、海外のセイコーファンによって付けられた名前だそうです。

なぜ相撲「SUMO」なのか、どっしりとしたフォルムからでしょうか。

セイコーのオフィシャルブログには、文字盤12時位置のインデックスが力士の髷、いわゆる大銀杏にも見えますねと面白いことが書いてありました。

こちらの品物は、写真の通りタグ付きでベルト部分にもシールが巻かれていて、一見未使用品かな?と思いましたが、なぜか箱などの付属品はなく、よく見たらラグにやや深めの傷がありました。

たしか1,000円くらいの差で勝てました。

 

 

 

 

川崎 質屋 渡田質店 店主の買付け備忘録

 

オメガ シーマスター アクアテラ コーアクシャル クロノメーターです。

大学を卒業し、社会人になる息子にプレゼントしたい一本ですね。うちの子は女の子なので完全なる妄想の話です。 

傷等が多く見受けられ、状態はあまりよくありませんでした。

付属品は無くブレスレットも約16.5㎝と短めだったので、やや安めにヤリをつきましたが2,3万円離れた値段で完敗でした。

 

 

 

 

川崎 質屋 渡田質店 店主の買付け備忘録

 

続きましてオメガ スピードマスター AT シルバー盤の3513.30です。

スピマスオートマ系は海外向け時計マーケットのChrono24でもよく売れるので、古物市場で見かけた際は必ず押さえておきたいと思っています。

ある程度下見をして、相場マックスくらいのヤリをついて買うことが出来ましたが、他の先輩バイヤーの方々の値段とかなり離れていました。

おや?となるわけです。

本来ヤリをつこうとしていた値段から、声を出す瞬間にちょっと下げた値段を言うことを業界用語で「ゲソる」といいますが、値段の離れ方が「ゲソる」レベルを超えていました。

市場終了後に店に帰ってきてから検品してみると、長針を回しても日付が変わらず、いわゆるカレンダー不良の状態でした、、

僕の下見が生半可で甘かったわけです。

古物市場のルールとして、出品商品に故障などの動作不良がある場合は、競りの際に販売者である売り手から不良状態の申告、または商品に付けられている荷札に「カレンダー不良」などの記載がない場合は「返品」することができます。

古物市場でもオークションでも「後交渉」という制度があり、競り終了後に下見では判明できないような内部機械の状態不良や、コピー品の疑いなどがあったら、運営側の後交渉係の方に返品・返金等の交渉をします。

ただし後交渉は一定期間内に限られ、市場によって違いますが、市場開催日から半月以内もしくは1か月以内に交渉しなければなりません。

すぐにぼくも後交渉係の方に電話をして、無事に返品を受け付けてもらえました。

正直ホッとしましたが、カレンダー不良は下見の段階で簡単に分かることですし、カレンダー不良を見抜けないのはもはや下見をしていない、バイヤー失格といっても過言ではありません。

先輩方はいわずもがなで動作不良を見越した値段でヤリをついていたわけであります。

売り手さんにも迷惑をかけてしまったので、心より反省をしております。。

 

 

 

 

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ロレックス EX1こと エクスプローラー Ref.14270です。

4月7日にロレックスの2021年の新作が発表され、みなさんご存知の通りエクスプローラーもモデルチェンジされました。

2021年新作については大手時計店のプロWebライターによるガチガチにSEO対策がほどこされた記事や、マニアの方々によるブログが多数出ていると思うのでそちらでチェックしてください。

毎年ロレックスの新作が発表されると、モデルチェンジされ廃盤する、いわゆる「ディスコン」になるモデルの相場が荒れます。

2020年はサブマリーナでしたね。発表当時Ref.116610グリーンサブ「HULK」は一時とてつもない値段になっていました。

ユーザーの方々も売却時は新作の予想なんかも踏まえて考えているみたいです。

今回の古物市場の開催日は4月14日。新作発表後最初の古物市場だったわけです。

通常相場が荒れるのは、それまで現行品だったRef.214270ですが、それにつられて旧型も高くなるなんてことがあります。

 

川崎 質屋 渡田質店 店主の買付け備忘録

 

そんななか出品されていたこちらのRef.14270はP番2000年製造の最終品番。

付属品は無いものの、裏蓋には日ロレのシールがきれいに残っているままの良個体でした。

以前の相場くらいでヤリをつきましたが40,000円近く離されて完敗。

相場は少々上がっているといったくらいの値段でした。

 

 

 

 

川崎 質屋 渡田質店 店主の買付け備忘録

 

今度はRef.114270です。

良い時に2モデル出品されていました。

Ref.114270はP番から存在します。

こちらはF番で保証書付、ガラスのエッジにやや傷はありましたが、箱もタグもそろっていました。

Ref.114270はルーレット刻印が入るZ番以前まではほとんどRef14270と値段に差がない印象です。

個人的にRef.114270だったら5ケタのRef.14270が欲しいなと思うタイプの人間です。

なので頑張ったヤリはつかずに静観しました。

こちらも予想よりはやや高めといったところ。

やはり相場がわかりやすく高騰しそうなのはEX1 Ref.214270とEX2 Ref.216570でしょうね。

今後の市場で要チェックしておきます。

 

 

ちょっと短めですが今回はこの辺で。

次回は完全に記憶が無くなる前に4月のオークションの様子をお伝えします。

 

 

【店主の買付け備忘録】で紹介し、買付けすることができた商品はメンテナンスなど終えた後、順次当店のヤフーショッピングなどに出品していきますのでよかったらご覧になってみてください。

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