【New Arrivals】セリーヌヴィンテージマカダムハンドバッグ

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おはようございます。

川崎の質屋

渡田質店です。

本日の記事も”出品スタッフの僕“が担当します。

先日､ふと部屋の掃除をしているときに出てきた本があります。
おととしくらいにハマった小説なんですが､冒頭をぺらぺらめくっているうちに気づけば一巻を読破してしまっていました…。

それがこの浅田次郎の天切り松シリーズ。
ある日老人が留置所に自ら望んで入ってくるのですが､どうやらこの人は大正･昭和･平成を生き抜いた伝説の大泥棒「天切り松」らしいと。その老人が身の上話や泥棒の美学を所内のごろつき･はみだしもの･果ては看守にまで聞かせるという内容です。この語り方が「闇語り」というもので､泥棒の得意技。六尺四方先までしか聞こえない語り口なんです。この老人「天切り松」がべらんめぇ口調で大正当時の思い出を語るんですが､あまりの話の巧さに所内の人間は少しずつ引き込まれていきます。話半分で聞いていたごろつきたちも気づけば先の展開が気になってしまうほどに。大正当時の粋でいなせな浪花節がとても染みます。笑　登場人物も強盗･スリ･詐欺師とパンチのある方々ばかりなのですが､皆､義は欠きません。親分を中心に「弱気を助け､弱気をくじく」スタンスで江戸から東京になる時代を駆け抜けます。言ってしまえば時代を超えた壮大なじじいの説教です。今は5巻まで発刊中です。

一度読んだら最後まで一息に読んでしまいます。
興味のある方はぜひ!!

では本日も【New Arrivals】のご紹介に参りましょう!!